そんなあなたに向けた記事となっております。楽器を演奏したり作曲をしているとよく見かける”ペンタトニックスケール”という文字。”スケール”と聴くとコードよりもより難しいような概念、というイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はとても簡単で覚えることも少なくメリットが多いものなのでこれを機に覚えてみることをお勧めします。ちなみに私も年に300曲ぐらいは作っていますがスケールの概念を覚えていなかったらこんなに作れなかったと思います。本記事では詳しい説明はさておき、美味しい部分だけを頂けるように書いておきましたので、早速どういうもので何に使えるか確認していきましょう。
ペンタトニックスケールとは
ハ長調であれば「ド・レ・ミ・ソ・ラ」の事です。これがメジャーペンタトニックになります(ちなみにマイナーペンタトニックは「ラ・ド・レ・ミ・ソ」になります)この5音はメジャースケールに含まれますので、メジャースケールでメジャーペンタトニックスケールのメロディを使っていれば問題なしということです。
なぜ使うのか
一度この5音でメロディを作ってみると分かると思うのですが、結構適当に作ってもそれなりに聴こえてくれます。これがスケールの力ということですね。恐らくなのですが私たちの聴き馴染みのある楽曲や有名な楽曲のメロディはペンタトニックスケールであることが多いため、このスケールを使用すると自然と聴き馴染みのある楽曲になるのだと思われます。
このスケールを調べるとよく”アドリブに有効”と出てくる理由はここにあります。キーにあったペンタトニックスケールを弾いていればソロになるので(良し悪しは一旦置いておいて)
出来るようになること
メロディの音が分かるようになる
私は絶対音感がないため作曲をする時、メロディの音を当てるのにかなり必死でした。ただスケールを覚えた今では1音目だけはチューナーや楽器などを使って調べていますが、それ以降は大体分かるようになりました。それは先述した通り、聴き馴染みのあるメロディを考えるといつの間にかペンタトニックスケールになっていることが多いからです。
これからがポイントですが「ドレミ・ソラ」で分けて”今のメロディはドレミ側だなー”といった感じで考えるとわかりやすくなります。それが分かるとピアノやギターが弾けなくても何となくメロディを弾けるようになります。これが何となくでも出来るようになると曲を作るスピードがすごく速くなって時短になり、他のクオリティをあげやすくなるのでオススメです。
曲のキーが分かるようになる
作曲をしている時に”メロディは浮かぶんだけどキーが分からない…だからコードに乗せられない…曲にならない…”となったことはありませんでしょうか。私はあります。ただ先述した通り、メロディが分かりやすくなるので、そのメロディが「ドレミソラ」のどれなのか、ということを考えることによって曲のキーが分かるようになります。私は結構感動しちゃいましたね…。
ちなみに聴いている楽曲もメロディの音を何個か調べるだけで曲のキーが分かる、という使い方もできます。有名な楽曲の場合は調べればいくらでも出てきますが、そういう使い方もできるよ、というのは覚えておいて損はないです。特に楽器を弾いている方は。
即興演奏が出来るようになる
所謂アドリブが出来るようになる、ということになります。ハ長調であれば「ドレミソラ」を良い感じで弾けばアドリブになります。ピアノであれば左手でコード、右手でペンタトニックスケールで弾いてみましょう。このスケールを覚えるようになる前に比べると”あれ、俺出来るか?”感がとても出てくると思います。その感動を忘れずにいましょう。
雰囲気の違う楽曲を作れるようになる
先述では”ペンタトニックスケールは聴き馴染みのあるスケール”という内容を書きました。そうなんです、逆に聴き馴染みのないものや今までとは違う雰囲気の楽曲を作る際にペンタトニックスケール”以外”を使用すれば、簡単に作れることもある、ということです。特に琉球音階やアラブ音楽(マカーム)、その他もろもろの民族音楽の雰囲気を出す時に便利です。便利というかその音階を使わないと難しいと思います。
また何故ペンタトニックスケールを覚えないといけないかというと、このスケールが一番簡単なので、ある程度このスケールを扱えないと他のスケールを扱うのがとても難しいからです。
作曲の幅が広がる
小難しい話です。ペンタトニックスケールを学ぶことによって普段聴いている楽曲の分析が捗るようになります。特に聴き馴染みのないメロディラインが聴こえた時に”これってどういう意味なんだろう”と調べてみると理解が深まると思います。具体的に考えられる要因としては
- スケール外の音を使用している(ブルーノート等)
- スケールがペンタトニックではない
- 特殊なコードを使用している
- 導音を使用している
- 転調している
と、パッと思いつくのでもこれだけあります(それ以外ももちろんあります)これらを調べることによって”こういう使い方をすると、こういう雰囲気を出すことができるのだなぁ”という理解が進み、自分の楽曲でも使えるようになる、といった感じです。もちろんアドリブ演奏などにも活かすことができますね。
さいごに
ペンタトニックスケールに興味は湧きましたでしょうか。「ドラミソラ」を覚えるだけで効果絶大なツールなので、ぜひ習得していただければと思います。それでは今回の記事は以上となります。何か得られるものがあれば幸いです。
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