こんな悩みをお持ちの方向けです。
みんな大好きOTT。噂によればOTT中毒の方はあまりの音の良さに1トラックに10個ぐらいのOTTを挿してしまうのだとか・・・(フィクションです)まぁそんな話は置いておいてOTTの使い方から、こんなチートみたいなプラグインを使って良いものか、気になる点を説明させていただきます。
使用方法
インストール方法
こちらの記事でインストーラーのダウンロードからインストール方法まで説明しているのでまだの方は参照ください。
機能説明
Depth:レシオを調整します。
Time:ゲインの圧縮が解除されるまでの時間を調整します。
In Gain:OTTに入力されるオーディオのゲインを調整します。
Out Gain:OTTから出力されるオーディオのゲインを調整します。
スレッショルドH / M / L:クリックしながら左右にドラッグすることで各レンジのスレッショルドを調整します。黄色いエリア(左)がUPWARDで、緑エリア(右)がDOWNWARDです。Command / Ctrl + クリックでOn / Offを切り替えられます。
ゲインH:高域のゲインを調整します。
ゲインM:中域のゲインを調整します。
ゲインL:低域のゲインを調整します。
UPWARD:スレッショルド値以下の音に対するコンプの効き具合を調整します。
DOWNWARD:スレッショルド値以上の音に対するコンプの効き具合を調整します。
使用方法
機能の説明は分かったけど実際にどう使うのがいいの?というと
①ゲインH / M / Lで各音域の音量の調整を行う。
②DEPTH、TIMEで自分が良いと思う具合に調整する。
というのが簡単な使い方だと思います。
なぜ音が良くなるように聴こえるのか
ここからなぜ音が良くなるように聴こえるのか、ということについて説明していきます。音が良くなる、という他に音の抜けが良くなる、とも目にしたことがあるのではないでしょうか。その一番の要因がアップワードのコンプレッサーだと思われます。アップワードの方はスレッショルド値に届いていない音をスレッショルド値に近づける、という効果があります。そのためOTTのデフォルト値の設定が良い設定で、高音域の音が良い感じに強まって良く聴こえる、抜けが良くなるという現象が起こっていると考えられます。
分かりやすいように例を聴いてみましょう。
・OTT無し
・OTT有り
明らかに高音が上がっているのと音量が一定に近くなっていると思います。波形で見ると以下のような違いになっています。上がOTT無しで下がOTT有りです。
EQで見てみるとこのような違いになっています。上がOTT無しで下がOTT有りです。高域が上がっているのと低域も上がっているのがわかりますね。これもアップワードの効果ということです。
まとめると以下のようになります。
上記特性を鑑みると向いている音源、向いていない音源は以下のようになります。
・向いている音源:音の強弱が少なく、表現であまり重要ではない音源(シンセリード等)
・向いていない音源:音の強弱が多く、表現で重要な音源(生演奏系の音源等)
以上になります。
いかがでしたでしょうか。OTTはとりあえず使うのとどういう事が起きていて何が得意かを意識するのとではクオリティも違ってくると思います。そのため本記事の内容を参考にしながらも自身の楽曲にて活かしていっていただければ幸いです!
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