メロディの作成

メロディの作成 ボカロ投稿完全マップ
この記事では
  • 作曲にはまだ慣れてない。
  • メロディってどうやって作るの・・・?上手く作れない・・・。
  • 作曲できる環境は揃えたけど何をどうして良いかわからない!

こんな悩みをお持ちの方向けです。

こちらの記事はシリーズものになっておりますので下記の記事をまだご覧になっていない場合は合わせてご確認いただければと思います。ちなみにDAWはStudio Oneを使用します

伴奏の記事の続きではありますが、メロディも“説明”より“作成”寄りの記事になります。DAWでの作曲を身体に刻んでいきましょう。。。

では実際に作っていきましょう。

音色の作成

コード部分の音色はSin波にします。聞いたことがない方は「ふぅん、そういうのがあるんだ」という感じで聞き流してしまって大丈夫です。VITALのトラックを作成して、VITALを開きましょう。開き方はトラックのキーボードアイコンをクリック。

開いたら初期の状態から”init”の部分をクリックして波形を選びます。今回はみんな大好き”Basic Shapes”を選択しましょう。

すると下図のように波形が変わります。可愛らしい波形ですね(?)

今回の音色はこれで完成です。”Basic”はその名の通り基本の基本、よってそれだけでいい音なのです。。。あ、”ATTACK”だけツマミを回して”0.008secs”にしておいてください。ATTACKは音の立ち上がりを設定するパラメーターなのですが、0.000のままだと音の立ち上がりで少し耳を突くような音になっています。そのため少しだけ立ち上がりを遅らせて音を柔らかくしましょう。音色の作成は以上です。

メロディの作成

それではメロディを打ち込みましたので一度、聴いてみてください。

これでも良いのですが打ち込んだ後にメロディの改善もしていきますので参考にしてください。本記事のメインとしてはメロディの作成が目的ですが、メロディの作り方のヒントとなる説明を下に記します。飛ばしてしまっても問題ありません。

メロディ作成のヒント(読み飛ばしても大丈夫)

今回のメロディは”ペンタトニックスケール”というスケールを使っています。音楽やっている人が”ペンタ”と発していたら大体これです。多分。ハ長調なので”ドレミソラ”の音がこのペンタのスケールで使用されます。

使用する音が分かればそれを自分のいい雰囲気、良いリズムで並べるだけでもメロディはできます。慣れるまではこの方法で試行回数を増やしてメロディを良くするのも良い方法かなと思います。

打ち込み

前半部分

前半は下図のように打ち込んでいます。よく見て打ち込んでいきましょう。

後半部分

前半は下図のように打ち込んでいます。前半部分をコピーするとサクサク進められると思います。

改善

打ち込みが終わったところでメロディを改善しましたので、一度聴いてみて下さい。

結構雰囲気が変わりましたね。ちなみに前半部分は下図のようになっています。

後半部分は下図のようになっています。

それでは改善点を一つずつ説明していきます。

アクセントを付けるしゃくり

“しゃくり”はカラオケとかで聞いたことがあるのではないでしょうか。本当の音程より下の音程から入って歌う方法なのですが、それをシンセの打ち込みに適応しちゃおうっていう方法です。アクセントが付いて勢いが出ます。やる方法としては短めのノートで少し下の音程を置いています。私は大体32分音符で半音下に置いていますが状況や人によって長さやどれだけ下に置くかというのは違います。基本的に私の方法で、何か違和感を覚えたら少し変えてみる、というやり方でいいかと思います。

該当箇所は以下の箇所になります。ちなみに歌と同様、やりすぎると少しうるさくなってしまうのでアクセントを付けたい場所、具体的には小節の頭や一番音が高くなる箇所などに使用すると聴きやすくなります。

最後に音が下がっている部分もありますが、これもほぼ同様のやり方です。今回は64分音符でハ長調なので白鍵を駆け降りるように打ち込んでいます。

長い音を飽きさせないビブラート

“ビブラート”もカラオケで見たことあるのではないでしょうか。簡単に言えば”音を震わせる”イメージになります。VITAL側で音を震わせることもできるのですが、今回はStudio Oneの”Pitch Bend”を使用してます。

まずは左上の鉛筆マークをクリックして”三角”を選択します。その後はノートの長さを調整したところと同じ箇所で”1/32″を選択。その後”Pitch Bend”を開いて、三角のPitchを描いていきましょう。描く箇所は下図を参考にしてください(今回はノートの2グリッド目にしています)

ビブラートを描いているのは以下の5箇所です。ビブラートもしゃくり同様、多ければ良いというわけではないので揺らして聴かせたいところに利かせましょう。

のっぺりさせない音の切り方

皆さん、お気づきになっていたでしょうか。全てのノートの最後が1/32だけ短くなっていることを。これは改善前のメロディがのっぺりしている、というか元気がないというか、そのような雰囲気が出ていたので施した対処法です。

ただこれについては”1/32分だけ短くすればいい感じになるんだ”という事ではなく”音の長さには気をつけようね”といった意味合いが強いです。今回はたまたま全部”1/32″だけ短くしてますけど”なんかノリがうまく出ないなー”という時は音の長さを色々いじってみると同じメロディでも違って聴こえて来るので試してみて下さい。

コードに音を合わせよう

“今回はハ長調なので白鍵を使えば大丈夫”そのようなことを記してあったかと思いましたが、ここで破っています。すみません。それだけでは少しつまらないかな、と思いおしゃれ音階を潜ませておきました。

前半後半、共に2小節目の”ソ”だったのが”ソ#”になっています。これは使用しているコードが”Ⅲm(Em)”ではなく”Ⅲ(E)に”なっていて、構成音が(ミソシ)から(ミソ#シ)になっているからです。今は「ふぅん、やるじゃん」ぐらいの感想で大丈夫です。ただ、このコードを転用してメロディを変更して使用する場合は同じようにこの部分だけ”ソ”は”ソ#”にした方が自然に聴こえるので気をつけて下さい。

全体ではこの部分の”ソ”が”ソ#”になっています。

ワンポイントでブルーノートを追加

これも白鍵以外の音を使います。はい、使います。ブルーノートは聞いたことありますでしょうか。ものすごくざっくり言うと3番目の音を半音下げた音(今回で言うとミ♭)のことです。これを使用すると哀愁漂うおしゃれな感じが出ます。ただ慣れるまではあまりロングノートでは使わず、早めに隣の音に転がり込む様に使うのが良いかな、と個人的には思っています。本楽曲では下図の箇所(4小節目)のみで使用しています。

簡単に音を厚くさせるオクターブ重ね

音に厚みを出したい?そうしたら一番手軽にできる”オクターブで音を重ねる”というのをやってみましょう。下図のようにトラックで右クリックを押して”トラックを複製(完全)”を選択するとトラックがコピーされます。

そうしたら新しく追加したトラックを選択して下さい。その後に左の”インスペクター”画面に表示されている”トランスポーズ”を”12″に設定しましょう。”12″はオクターブ上の音になります(下げたい場合は”-12″にしましょう)インスペクターが表示されていない場合は”表示”メニューの”インスペクター”を選択してください。

最後に音量を調整して完了です。メロディは”-3.4″、オクターブ上が”-14.2″という感じにしてみました。

さいごに

できましたねメロディ!いかがでしたでしょうか。メロディーを良くする方法もこれ以外にもたくさんありますが、まずは簡単で出来ることからやっていきましょう。その一つ一つの手間を積み上げてゆくのです。。。ということで本記事は以上になります。次の記事は↓になります。

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